土曜プレミアム終戦記念特別番組「最後の絆~沖縄 引き裂かれた兄弟~」|あらすじ [土曜プレミアム]

土曜プレミアム終戦記念特別番組「最後の絆~沖縄 引き裂かれた兄弟~」あらすじ
8月13日 21時~23時10分

沖縄一中・鉄血勤皇隊の記録 証言・沖縄戦 上 20年の歳月をかけ、延べ400人から聞き取った証言で構成する沖縄戦の実相!

~あらすじ~

昭和19年10月10日の沖縄大空襲。

この日を境に沖縄は激戦の地へと変貌し、中学生だった少年さえも、戦争へと出ていった。

16歳の少年・東江康治もまた、中学の学友たちと共に極秘部隊「鉄血勤皇隊」の少年兵として徴兵された。

ある夜、突如として康治に招集命令が。。。

息子が兵士となることに言いようもない不安を持つ父・盛長。

なすすべもなくその頼りない背中を見送るしかなかったが、さらに盛長を苦しめる出来事が。

それは、8年前に出稼ぎのため渡米した兄・盛勇のことだった。

優秀な学業成績だった盛勇は、家族の生活費を稼ぐため進学をあきらめて、単身アメリカに渡る。だが、「アメリカ軍に徴兵された」という手紙を最後に、一切の音信は途絶えてしまう。

父や兄弟たちには、知るすべもなかった。

日ごとに悲惨の色を濃くする沖縄戦。

他に戦いの方法を知らない少年兵たちは、爆弾を背負い戦車へと体当たりし、無残な死を遂げていった。

アメリカ兵に次々と殺されていく康治の友人たち…。

康治はアメリカへの憎悪を募らせていった。そして自らも致命的な銃創を負い、絶望の末、自らに銃を向けようとした…。

そんな時、康治のもとに、恐ろしい知らせが届く。兄・盛勇が、アメリカ兵となり、あろうことか沖縄に派兵されているというのだ!

実は、兄・盛勇は、ある極秘任務についていた。アメリカ軍の日本攻略の切り札「秘密部隊・日系暗号解読兵」

それは、極秘かつ重要任務だった。「アメリカに寝返った」と裏切り者の烙印を押された盛勇。それでも、父は、信じたかった。

「フランクは故郷に命がけで帰ってきた。敵と味方に分かれても俺たちは家族なんだ!」

息子・盛勇の顔を一目見るために、避難していた山を下り、地雷の埋まるアメリカ軍の元へ、命をかけて向かう。

盛勇と再会した父は、真実を知ることになる。盛勇が、極秘任務の「日系情報兵」となった本当の目的は、ふるさと沖縄の弟を、家族を救出するためだったのだ。

亡き母・カマドの言葉「命こそ宝(ぬちどぅたから)」何としても家族の命を守ることを盛勇は母に誓う。

しかし、弟は、アメリカを憎み、アメリカ兵となった兄の姿に絶句

血を分けた愛すべき兄弟が敵同士となって相対した緊迫の瞬間。

その時、兄弟は…、父は…果たして、家族の絆を取り戻すことはできるか!?

終戦後-家族とともに沖縄で暮らし始めた兄・盛勇。だが、沖縄に彼の居場所はなかった。

アメリカに戻ることを決意した盛勇は弟・康治に英和辞書を手渡す。彼は、庭師としての生涯を送ると決意。

一方、弟・康治は、その後、勉学の道に進み、琉球大学の学長を務めるまでになった。

それは、兄の、そして死んでいった仲間たちの果たせなかった夢を受け継いだ人生だった。






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